2010年3月13日土曜日

第140回MS テーマ:「倫理体験」



今回のMSは当法人会会員の矢澤栄子さんを講師にお招きして、貴重な「倫理体験」を伺うことができました。矢澤さんは早起き会の実践を35年間もコツコツと続けてこられた方で、その体験から、「家族の和やかさ」を築いてこられたお話をしてくださいました。
 お子様がアトピーや喘息にかかった時に近所の方に誘われたのがきっかけで、この倫理の道に入られたそうです。その時に「子供の状態は全て親の反映、まず自分の心の本田をしっかりと耕さないと雑草が生えてくる、人は周りの多くの人に支えられて生かされていることへの感謝の思いが必要なこと・・・」の教示を受けて、心から反省し、その時から姑に真心こめて仕えていったそうです。その甲斐があってか、夫がせっせと子供にアトピーの薬を塗ってくれるなど、夫婦愛和して子供の世話をしていくなかで、次第にアトピーが治っていったそうです。今は健康になられています。
 その時に健康に関する多くの本に出会いますが、中でも「身体の不思議」という本を貪るようにして読んで、感動を受けたそうです。たとえば「食」という字は「いもの」、「愛」は「ける」、「絆」という字は「分ずつ編む」とか、「性」は「心を生みだす」などの漢字の啓示的内容に心から感動したそうです。更に人間の身体の名称に「月」偏が付いている部分が23ヶ所もあるなど、とても興味深い内容でした。
 最後に娘さんが矢澤さんに送った手紙を紹介されました。その中で、娘さんの誕生日の時にプレゼントやケーキよりも、「おめでとう」という心のこもった母親の一言がほしかったこと、更に矢澤さんが子宮筋腫の手術を受けられた時に、手術室から出てきた矢澤さんに向かって娘さんが、「23年前、私はお母さんのお腹の中から出てきたんだね、良かったよ、元気になったら旅行にでも行こうね、頑張ってね・・・」と書いてあったそうです。本当に心温まる娘さんの手紙でしたし、「家族の和やかさ」がにじみ出ている様に思いました。矢澤さんの「倫理実践」の大きな実りですね。本当に有難うございました。
 なお次回のMSは3月20日(土)6:30~、『商売繁盛の秘訣』と題して、社団法人倫理研究所・スーパーバイザーの盛田良次様にご講演をしていただきますので、皆様、お誘いあわせの上、多数ご来場くださいますようにご案内いたします。                  
                       MS委員会   村瀬旨博
 

1 件のコメント:

  1. 村瀬さん、ありがとうございました。大変よくまとまっています。改めて矢沢さんの足跡にぐっと来るものを感じています。
    中尾拝

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