2010年3月29日月曜日

第142回MS テーマ:『地域の魅力を高める伝える~藤沢炒麺のチャレンジ~』




 今回のMSは「NPO法人地域魅力」理事長の田中美乃里さん。慶応大学を卒業した、20歳前半のとても明朗な方でした。時々、ジョークを交えての楽しいプレゼンテーションとなりました。
 さて藤沢市では「地産地消条例」が施工されており、地元で取れる野菜や魚肉などの食材をできる限り使って、おいしい料理を作ろうという機運が高まっているそうです。

 そんな中、田中さんたちが立ち上げたのが、「NPO法人地域魅力」。地域の魅力を掘り起こし高めてプロデュースしていくことがお仕事。まず手始めに藤沢市の「地産地消マップ」を作成して主に野菜などの直売所の紹介。とにかく【食】という媒体を通して、藤沢市の潜在的魅力を掘り起こして、広く全国にアピールしていくことで、市内外にたくさんの『藤沢ファン』を作るのが目標だそうです。とても【夢】があっていいですね。

 もちろん市も積極的に支援体制を組んでおり、「藤沢市相互提案型協働モデル事業」の一環として、田中さんたちは【藤沢炒麺】を提案。このチャーメンに着目したのは 1、市の北西部、中部の広い農地にもたくさんの潜在的魅力があること 2、地に根ざした食材を生かしたいこと、例えば野菜や畜産、地粉(小麦粉)など。そして全国の成功事例から学んだ原則としては、嗜好性、独自性、展開可能性、地消性が揃っている点。これらを総合して閃いたのが【藤沢炒麺】だったそうです。当会顧問の海老根市長さんもこの藤沢チャーメンの大のファンだそうです。販促の時はハッピを着て応援に行くそうです。

 現在、このチャーメンを扱っているお店は、へっころ谷の「ほうとう屋」、慶応大学SFC生協学生食堂」など・・・・、徐々に拡大を見せているそうです。皆様もぜひ、この若い方々の心意気を感じて、お店に行って【チャーメン】の味を堪能してみてはいかがでしょうか。田中さん、これからも頑張ってください。有難うございました。
MS委員会 村瀬旨博

2010年3月21日日曜日

第141回MS  テーマ:『商売繁盛の秘訣』




 今回のモーニングセミナーは(社)倫理研究所法人局スーパーバイザーの盛田良次講師をお招きしまして、『商売繁盛の秘訣』というテーマで講演をしていただきました。

 最初にご自分の自己紹介をされましたが、長野県南部のご出身で現在は秋田県に在住。今、秋田は大雪で、神奈川に来て雪がないのを見て大変羨ましかったそうです。

 最初、フラフープを作っていた「セキスイ化学」に入社、その後、弱電関係の会社に移られ、その次に岩手県の盛岡に移ってからはカバン問屋を7年経営。その時の取引先の娘さんとお見合いなって結婚、婿養子となる。

 会社経営は順調に推移するも、昭和41年に銀行から6000万円を判子一つで借金して、秋田に店舗を拡大するが、バブルが弾けてお店が半減する。大変なご苦労をされますが、その時、秋田で倫理法人会に入会されたそうです。真冬の富士研にも参加され、氷の張った裏山の貯水池に入ったり、岩の上に正座をするなどの荒修行を体験されました。その時、講師の方から「今お前たちが味わっている苦しみは、お前たちの母親の生みの苦しみから比べたら、万分の一にもならないものだ」と一喝され、その時止めどもなく涙が流れたそうです。

 婿養子先の盛田家には代々伝わる十五条の家訓があり、その中で特に強調されたのは第一条「先祖を敬い、親には絶対従え、夫婦相和し、主人はたてよ」、それと第十二条の「印鑑は絶対人についてもらうな、保障の印鑑は人に押すな」。過去にうっかり連帯保証人になって判を押したことで、多額の返済をした苦い経験があったそうです。

 最後に「万人幸福の栞・3、運命自招」から次の丸山先生の言葉を引用されました。「目の前にきたあらゆる機会をとらえて、断固として善処する人、一度こうと目的を定めたら、終始一貫やってやってやりぬく人、これが世に言う成功者て゜ある。」

 その後「灯火」で懇談の場を持ち、楽しくも有意義なMSとなりました。盛田講師、ありがとうございました。
 なお次回のMSはNPO法人地域魅力理事長の田中みのり様をお招きして、『地域の魅力を高める、伝える ~藤沢炒麺のチャレンジ~』をテーマに講話をしていただきます。次回も奮ってご参加くださるようにご案内いたします。                             
 MS委員会 村瀬旨博






   

2010年3月13日土曜日

第140回MS テーマ:「倫理体験」



今回のMSは当法人会会員の矢澤栄子さんを講師にお招きして、貴重な「倫理体験」を伺うことができました。矢澤さんは早起き会の実践を35年間もコツコツと続けてこられた方で、その体験から、「家族の和やかさ」を築いてこられたお話をしてくださいました。
 お子様がアトピーや喘息にかかった時に近所の方に誘われたのがきっかけで、この倫理の道に入られたそうです。その時に「子供の状態は全て親の反映、まず自分の心の本田をしっかりと耕さないと雑草が生えてくる、人は周りの多くの人に支えられて生かされていることへの感謝の思いが必要なこと・・・」の教示を受けて、心から反省し、その時から姑に真心こめて仕えていったそうです。その甲斐があってか、夫がせっせと子供にアトピーの薬を塗ってくれるなど、夫婦愛和して子供の世話をしていくなかで、次第にアトピーが治っていったそうです。今は健康になられています。
 その時に健康に関する多くの本に出会いますが、中でも「身体の不思議」という本を貪るようにして読んで、感動を受けたそうです。たとえば「食」という字は「いもの」、「愛」は「ける」、「絆」という字は「分ずつ編む」とか、「性」は「心を生みだす」などの漢字の啓示的内容に心から感動したそうです。更に人間の身体の名称に「月」偏が付いている部分が23ヶ所もあるなど、とても興味深い内容でした。
 最後に娘さんが矢澤さんに送った手紙を紹介されました。その中で、娘さんの誕生日の時にプレゼントやケーキよりも、「おめでとう」という心のこもった母親の一言がほしかったこと、更に矢澤さんが子宮筋腫の手術を受けられた時に、手術室から出てきた矢澤さんに向かって娘さんが、「23年前、私はお母さんのお腹の中から出てきたんだね、良かったよ、元気になったら旅行にでも行こうね、頑張ってね・・・」と書いてあったそうです。本当に心温まる娘さんの手紙でしたし、「家族の和やかさ」がにじみ出ている様に思いました。矢澤さんの「倫理実践」の大きな実りですね。本当に有難うございました。
 なお次回のMSは3月20日(土)6:30~、『商売繁盛の秘訣』と題して、社団法人倫理研究所・スーパーバイザーの盛田良次様にご講演をしていただきますので、皆様、お誘いあわせの上、多数ご来場くださいますようにご案内いたします。                  
                       MS委員会   村瀬旨博
 

2010年3月8日月曜日

お薦めの、特別講演会のお知らせ

 先日のMSで講話してくださった皆川会長の鎌倉市倫理法人会の主催で、下記日程で「加藤秀視・特別講演会」が開催されます。私も以前、横浜で開催された加藤秀視さんの講演会に参加しましたが、若いのにどん底から這い上がってきた直向さにとても共鳴し感動したことを覚えています。ぜひ参加して、"元気"を貰ってください。
 1、日時 3月15日(月)18:30開演 
 2、会場 鎌倉芸術館3F  集会室 
 3、会費 2500円(懇親会含む)、2000円(聴講のみ)
 4、テーマ「良い人間関係を築く7つの法則」 
 5、チケット申し込み  
  trouver-art@10strings.net (皆川美保子会長まで)

 ちなみに、加藤秀視さんが取り組んでいる4大公約をご紹介して案内を終わります。                  MS委員会  村瀬旨博

1、非行に走った少年少女の再犯率をゼロにすること
2、学校で教わらなかった『徳育』を義務教育にすること
3、日本の自殺者数を半減、親子の愛と絆を取り戻すこと
4、夢を日本の文化に、社会起業家3万人育成に尽力すること
 



2010年3月7日日曜日

第139回MS テーマ: 「絵画鑑賞のコツ 絵のことがわかったような気になる話」

 今回のMSは鎌倉市倫理法人会の皆川美保子・会長を講師にお迎えして、「絵画鑑賞のコツ 絵のことがわかったような気になる話」と題して講話をいただきました。
 始めの自己紹介で、幼少のころから絵を描くのが大好きで、当時描いた犬の毛の触感や色、木の表皮の質感などを今でもはっきりと覚えているそうです。娘さんは音楽に親しんだせいか、現在バイオリニストになって活躍してといるなど・・・・、まさに親子二代の芸術家族っていう感じですね。

 皆川会長の絵のスタイルは「シュールレアリズム」。絵の中に何気ないまったく無関係なものを組み合わせることによって、辻褄のある今までの常識が一旦壊れて、それを各人が夫々の感性で捉え直す・・・というもの。ちょっと落語の"なぞかけ"の世界に通じるかも?! 代表的な画家にはダリ、ムンク、ゴヤ、ルソー、マネ、ピカソなどの傑出した人物がいるそうです。

 昔は絵は写真代わりであったこと(肖像画)、ミロのビーナスは両腕か無くなっている姿の方が美しいのではないか、山下清は本当に天才であったとか・・・、いろいろと面白い絵画鑑賞のコツを教えていただきました。有難うございました。
MS委員会  村瀬旨博