2017年1月16日月曜日

イブニングセミナー「朝の来ない夜は無い」

藤沢市倫理法人会会長の江澤です。
ここのところブログをアップできていませんでしたが、実は原稿は幹事の粂さんがしっかり書いてくれていたのを私が溜めてしまっていたのです。
なので、一気にアップしますことをご容赦くださいm(_ _)m


藤沢市倫理法人会イブニングセミナー
2016年12月7日、藤沢商工会館ミナパークにて

〜朝の来ない夜は無い〜
諦めなければ必ず道は拓ける〜借金40億円からの挑戦



本日の講師は、県下で14店舗の海鮮居酒屋を展開する
太郎丸グループ 株式会社湯佐和(ゆさわ)代表取締役
兼人財共育担当の湯澤剛氏でした。

湯澤社長は、幼い頃から家業を営む父の姿に反発し、
大学卒業後は、キリンビール株式会社会社に入社されます。

なぜ、キリンビールだったのか?
「会社を継ぐ気は全くなく、父の会社が、
サッポロビールだったので、ライバル会社にいれば、
絶対に声がかからないだろう」という計算からだった
のだそう。

ところが、平成11年お父様が急逝され、図らずも会社を
継ぐことになります。

「金融機関と社員たちに頼まれ、一週間、10日とやむなく
会社に行っていました。ところが二ヶ月後、気が付いたら、
皆が私を社長と呼ぶようになりまして…
ですから、世に言う"事業承継"とは、全然違いますね」
と、笑って話されます。

しかし、いざ会社を継いでみると、会社は年商20億に対し、
負債が40億という、文字通りの火の車状態!

金融機関の担当者からは、「返済までは80年かかる」と
言われ、資金繰りと年3000万円の返済に追われる日々…

そして、その頃30数店舗あったお店も「ここでは話せない
ようなこともありました」というくらいのひどい状況だった
そうです。

ここから、湯澤社長の奮闘が始まります!
「覚悟を決める」「一点突破全面展開」」「土俵を決める」
などのチャレンジの後、
人財こそが大事という気づきを得て
『人が輝き地域を照らし、幸せの和を拡げます』
という経営理念の実現を目指して、企業経営を
されているとのことです。

後半のお話では、
「業務の優先順位を考える」「当面策と根本策」
「自分が源」「言葉が大事」
など、経営に携わる全ての者が、すぐにでも
取り組めるような、貴重なことを教えて
下さいました。

終始、大変穏やかな口調でお話をされる
湯澤社長ですが、奥底に潜む熱い思いを
感じることができたセミナーとなりました。

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