2010年5月20日木曜日

28(ニッパチ)の法則  

 最近読んだ本「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサト著)の書評です。
参考にしてください。  MS委員会 村瀬旨博
 

「ニッパチの法則」という法則があります。
この世の中は、どんな世界でも20%と80%の比率に分かれるというものです。

例えばあるブティックがあるとしましょう。
売り上げ状況を調べると、その中の2割の商品で8割の売り上げを稼いでいます。
反対に8割もの品数の商品が僅か2割しか売り上げに貢献していないものなのです。

レストランでは、僅か2割のメニューを8割のお客さんがオーダーするといいます。
8割のメニューはわずか2割くらいしかオーダーが来ないのだそうです。
 
朝から深夜まで走っている都心に向かうJRや私鉄の電車でも、
混雑するのは2割の時間帯です。
その時間帯に乗客の8割を運ぶのです。
残った8割の時間帯はたった2割の人を運ぶため、おおむねガラガラです。

会社でも利益の8割を稼ぎ出しているのは、わずか2割の社員です。
その他大勢の8割の社員は、給料分をやっと稼ぎ出している人が大半で、
人によっては足を引っ張っている人も沢山います。

もちろんこの2割の社員は社内でもどんどん昇進を遂げ、給料も増えます。
まして年功序列が崩れ、成果主義に移行する今日、
2割の社員と8割の社員ではその格差に大きな開きがついてくるものなのです。

またそんな社員は社外からもスカウトの話がどんどんくるに違いありません。
そして独立してもきっとうまくやっていくものなのです。

ベストセラーになった「金持ち父さん、貧乏父さん」という本をご存じでしょう。
この本の中で著者のロバートキヨサキの言いたかったことをかいつまんで言うと、
金持ち父さんは「与えることの多い人」です。
そして金持ち父さんは「お金のないことこそ罪悪だ。」という考え方をします。
そして職を選ぶときは、「給料の額」で決めるのではなく、
何を学べるか」という物差しで決めるといいます。

一方、貧乏父さんの方は「人生はお金じゃない」という言い方をします。
そう言っている割には、結果的にはお金を追いかける人生を送るのです。
よりよい給料を求め資格をとり、よりよい収入を求めて転職をするのです。

もし、あなたが会社に勤めていていつも給料に不満を持ちながら働いているなら、
それはもう「貧乏父さん」の仲間になってしまっています。

気をつけましょう。

そんな人はどこへ行っても、常に文句をいい、
待遇に対していつも不満を持っているものです。
それだけならいいですが、どんな状況のもとであっても周りに対して不満を持ち、
社会や政府に対しても不満を持つようになります。
なぜならそれが「悪しき習慣」となっているからです。
 
倫理の実践によって「金持ち父さん」の習慣を身につけ、
ニッパチの法則の2割の仲間に入りましょう。

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