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4月23日(金)18:30~20:00、藤沢産業センターの8Fで平成22年度の「倫理経営講演会」が行われました。
倫理研究所の常任理事・普及本部長であられる中西浩氏を講師にお招きして、『日本創生の心・希望は心の太陽である』をテーマに、大変情熱溢れる講演会となりました。
中西氏は講演の中で「2010年のキーワードは"勝ち残り"、サバイバルな時代状況下で市場規模が全体的に縮小傾向にある中でも、着実に増収増益を上げている優良企業がある。【菓匠三全】という仙台に本店を置く老舗の菓子屋さん。社名の『三全』は、会社の誓いである「お客さまへのサービス」、「喜働の職場づくり」、「堅実経営」の三つの完全をめざす精神に由来しているそうです。
その誓いどおり、この会社は東北以外に出店をせず、ひたすら地元指向の販売戦略に徹しており、時代の嗜好の変化を的確に把握して、菓子の味とかデザインに毎年工夫を凝らしてているそうです。その成果が実ってか、年間40億円もの売り上げを上げているそうです。
また会社のトップに立つものは自分の五感をフル動員して、現場の "匂い" "温もり" "風の吹き具合"…
を確実に把握することが非常に大切なことであり、そのことで今まで見えてこなかった事の本質がよく見えてくるようになる。こういう時こそリーダーが現場主義に徹することが会社繁栄を開くカギである。
更に不況の時こそチャンスは足元にゴロゴロ転がっているものであり、必ずスキ間はあるもの。
最後に【希望】の説明をされ、「希望とは志の向かうところ。初志はできるだけ大きく持つようにすること。一生かけても追いつけない高い志と目標がいい。そしてデッドラインを設けて、いついつまでにこの目標を実現するという期限を切ることが大切である」と力説されました。
情熱を持って貴重なお話を伺うことができて、本当に有難うございました。
MS委員会 村瀬旨博
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