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大門さん(本名は小倉三郎)は、鹿児島県の種子島のご出身。家は貧しいながらも、お祖母ちゃんに可愛がられて幼少期をすごされたそうです。種子島にある実業高校に入学する時も、新しい学生服を買ってもらえず、柔道部の先輩にお古を貰ってそれを三年間大切に着たそうです。その時、柔道部の後輩から貰った水前寺清子のレコード【一本どっこの歌】を何回も何回も聞いて励まされます。
高校を卒業後、大阪の食い倒れの中華店に就職するも、お店の小火騒ぎの責任を取って一週間で辞めるはめに。惨めで自殺まで考えましたが、そんな時たまたま水前寺清子の【あすなろの歌】に出会い励まされます。この時から何か【歌・音楽】との不思議な関わりがあったのかもしれませんね。
その後、横浜にいたお兄さんの経営する建設事務所で土木の仕事に従事するも、経営が傾き夜逃げ同然で平塚に移り、プラスチック工場で勤務。その後、ちり紙交換の仕事をすることになりますが、この時、現在の最愛の奥様と結婚・・・・・・・ その後タイル屋さんを経て、現在の音楽事務所を起こすになったそうです。
お子様は娘さんが二人いらっしゃいますが、相変わらず生活は厳しく、娘さんの高校授業料が払えず、娘さんがアルバイトをして家計を支えて、立派に卒業したそうです。健気な娘さんたちですね。きっと暖かい絆で結ばれたご家庭なんでしょうね。
現在、茅ヶ崎市の倫理法人会に所属されていて、全国から引き合いがあるそうです。
最後に「物事は決してあきらめないこと、成功するまで尽力し続けることが大切・・・」とお話を締めくくって下りました。有難うございました。
(MS委員会 村瀬旨博)
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